肉づきではなく骨格で、顔の構造を見ること
相貌心理学では、顔を3つのゾーンに分け、「何によって満足を得られるか」「何に対してストレスを感じるか」といった、その人のパーソナリティ、原動力の源を見極めます。
ゾーン区分は、額の一番上から目の下までを「思考ゾーン」、目の下から唇の上までを「感情ゾーン」、唇の上から顎先までを「活動ゾーン」とし、判断。自分がどのタイプか見極めるには、どのゾーンの面積が広いか、インパクトがあるかをチェックします。おでこが印象的な人は思考ゾーンタイプ、頬骨が張り出している人は感情ゾーンタイプ、顎まわりが大きい人は活動ゾーンタイプ。これは、太っている、痩せているには関係なく、顔の骨格を見るもの。「二重顎だから活動ゾーンタイプ」というわけではありません。各タイプの特徴は、図を参考にしてください。
このゾーンタイプ分けは、苦手な相手とのコミュニケーションにも使えます。相性がいいのは同じゾーンタイプの人ですが、たとえば職場や、自分が所属するコミュニティに苦手な人がいる場合は、相手がどのタイプに属するか観察してみましょう。
思考ゾーンタイプの人は、モノゴトの判断基準が「知的好奇心を満たすか否か」。理想を語るのが好きで好奇心旺盛なので、現実的なことを突きつけてもうまくいきません。流行の話題を振ってみたり、視覚情報を重視するため、一緒に美しいものを見るような機会があると仲が深まるでしょう。
感情ゾーンタイプの人は、モノゴトの判断基準が「好きか、嫌いか」。とにかく共感重視で、感情の高まりやワクワク感が大切。そんな相手に対し、退屈そうな雰囲気は禁物です。一緒にいて楽しい時間を共有することが効果的でしょう。
活動ゾーンタイプの人は、モノゴトの判断基準が「得か損か」。このタイプは実利が重要で、損をするのが大嫌い。楽しさよりもお得が好きです。メリットを重視して行動する人なのだと理解することがうまく付き合うコツでしょう。
これは自分自身について判断する場合にも当てはまります。「なんだかうまくいかない」「自分らしくいられない」と感じているなら、自身のゾーンタイプを見誤っているのかもしれません。3つのタイプを参考に、自分の本質に合った行動や選択をすると、とたんにうまくいき始める可能性があります。