光一の依頼であの後輩がVTR出演
彼らのコンサートの名物とも言えるのが、2人のゆるいトークが楽しいMCタイムだ。
1月1日生まれの光一が、「46歳になって12日がたちました。僕ら2人が着ているこの衣装は、デビュー当時『硝子の少年』で着ていた衣装をモチーフにしたもの。17歳から46歳になっても、まだ着られるぞというアピールです。
10代の頃に比べると、(袖の装飾の)石が増えました。これ、付けるの大変なんですよ」と言えば、剛も「その石が重くてねえ。でもどうしたんですか、急に裁縫に熱意を見せて?」と反応。
「ほら、俺の趣味ってファッションじゃん?」と得意げな光一を、「全然違いますよ?」と間髪入れずに否定する剛。息の合った漫談のようなMCに、客席からは大きな笑いが起きていた。
ピアノとともにムービングステージで移動しながら歌い上げる「もう君以外愛せない」、フロートに乗ってパフォーマンスする「ジェットコースター・ロマンス」などを経て、〈覚えてない曲やってみよう!〉のコーナーに。
今回の課題曲は、2005年発売のアルバム『H album-H・A・N・D-』に収録された「In My Heart」。
事前に何を歌うかを知らされず、ステージ上で初めてスタッフから歌詞カードを渡された2人は「えーっ、(曲が)全然出てこない!」と焦りの表情を見せる。
とはいえ、最初こそ不安定な箇所もあったものの徐々にいい感じでハモれるようになり、客席からはあたたかな拍手が湧き起こっていた。
そして次の瞬間、光一の「剛くん、ある方からメッセージが届いているので見てもらっていいですか?」という声で皆がスクリーンに注目すると、そこには後輩であるtimeleszの菊池風磨の映像が。
Netflixで配信中のオーディション番組で、彼が参加者に放った「歌詞、忘れてるようじゃ無理か。歌詞はね、入れとかないと」という言葉をセルフパロディーした、「曲、忘れてるようじゃ無理か。曲はね、覚えておかないと」というメッセージに会場は大盛り上がり。
「大阪(京セラドーム公演)のMCで言ってた流れね」(剛)、「そうそうそう、〈菊池風磨構文〉。本人に言ってもらった(笑)」(光一)と楽しそうな2人に、会場は拍手喝采だった。