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ともに関西出身で同い年、同じ名字という2人によるユニット、KinKi Kids。2025年からは新たなユニット名で活動を続ける予定だ。KinKi Kids名ではラストとなるコンサートツアーの様子をレポートする(取材・文:上田恵子)

ただ表札が変わるだけ

2025年1月12日、東京ドームにてKinKi Kids(堂本光一、堂本剛)のコンサート「KinKi Kids Concert 2024-2025 DOMOTO」が開催された。

CDデビュー翌年の1998年から東京ドームで公演を行ってきたKinKi Kids。同会場での公演回数は68回となり、今回のツアーをもって自身の持つ「単独アーティストによる東京ドーム最多公演数」の記録を更新することとなった。

2人は昨年大晦日のYouTube生配信にて、2025年にユニット名を「DOMOTO」に改名することを発表。

ファンに対し、「改名しても2人は何も変わらない。自分たちの手がけた曲も、これからも大切に歌っていくつもり。新たなチャレンジもしていきたいが、ただ表札が変わっただけだと思ってほしい」という思いを伝えていた。

すでに終了した大阪・京セラドーム公演を含め、KinKi Kids名でのドームツアーは今回がラストとなった。

コンサートは、過去の公演を振り返る映像からスタート。白い衣装に身を包んだ2人がステージ上空からゴンドラに乗って現れると、会場を埋め尽くした5万5000人のファンから歓声が上がる。

1曲目は、彼らのデビュー曲「硝子の少年」。生バンドの演奏によるイントロが流れた瞬間、さらに大きな歓声がドームに響きわたった。

続いて「愛されるより 愛したい」「ボクの背中には羽根がある」など、誰もが知る楽曲を歌い上げていく2人。

自身の舞台の稽古終わりに駆けつけた後輩グループのふぉ~ゆ~(福田悠太、辰巳雄大、越岡裕貴、松崎祐介)もサポーターとして、ステージを盛り上げる。KinKi Kidsの楽曲は名曲揃いであることを、あらためて実感させられたオープニングだった。