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伊藤園で使える「ひとテク」

伊藤園で使える「ひとテク」

また、4月権利のうち、伊藤園では、「伊藤園第1種優先株式」という「優先株式」を買うことで、普通株式よりも安く権利取りできます。

この「伊藤園第1種優先株式」では議決権※がありません。ただ、配当金は普通株式に対して1.25倍を受け取れ、「株主優待」の自社商品詰め合わせも受け取れます。しかも、もし、普通株式と優先株式をどちらも保有すれば2つの「株主優待」が受け取れます。

伊藤園の株を買うと3,197円なので、100株では31万9,700円(手数料除く)。それが、伊藤園第1種優先株式(25935)では、1,790円、100株で17万9,000円。議決権がなくてもよいなら、このような「優先株式」を選ぶこともできます。

※議決権…株主が株主総会に参加し、議題に賛否を表明する権利のことをいいます。

ただし、執筆時点(4月9日時点)では、株価が大きく下落したのち反発し、また株価が下落する状態になっています。これは「トランプ関税ショック」だと言われています。こういったタイミングでは株価急落に気を配りながら買付を行わなくてはいけなく、初心者だと買うのに躊躇する人もいるはずです。株価が安いことはいわゆる“買い場(※株などを買うチャンス)”でもあり権利直前なのに割安になっている銘柄もあるのですが、さらに株価が下がるリスクも考えておかなくてはいけません。

 

株主優待でもらった伊藤園のドリンクの写真。
伊藤園の株主優待(筆者撮影)

〈「株主優待」とは?〉

ここで、「株主優待」について説明しておきます。私たちが株を買うと「株主」になれます。企業は株主に対し、割引券や優待券、お米やカタログギフトなどをプレゼントすることがあり、これが「株主優待」です。

〈「権利付最終日」とは?〉

権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで、配当金や優待などの株主権利を得られる最終取引日のことです。

つまり、配当金や「株主優待」などを取得するためには、企業が決める「権利確定日」に、株主として株主名簿に記載されている必要があります。

例えば、2025年4月末の権利付最終日は4月25日、権利落ち日は4月28日です。そのため、4月末に優待を実施している企業の「株主優待」の権利を受けるためには、4月25日までに株を買っておかなければなりません。