これがスターオーラか

東京ディズニーシー・ホテルミラコスタのロビーは、多くの宿泊客たちがいた。喧騒と人並みを超えて、会場へ進む。カメラマンと合流後、受付を終えて、なぜか息を張理ながら入室。そして、しれっと最前列に着席。どんな会見会場でも、おばさんパワーはしっかりと発揮する。せっかくならスターは間近で眺めたい。

後部を見ると多くの座席が用意されている。キャラクターは登場しないし、座席は埋まるのだろうか。会場内にいた旧知のスタッフに聞くと、50媒体以上が申し込みをしているとか。昨今の会見では、なかなかの数だ。

会見のスタートまで配布された資料を読んでいると、東京ディズニーランドのアトラクション『ベイマックスのハッピーライド』と、東京ディズニーシーで夏に実施する『“びしょ濡れ”ハーバースプラッシュ』とミセスの曲がコラボする記述がある。イベントは初お目見えなので具体的なイメージはできないけれど、アトラクションは乗車経験があるので「あれにミセスの音楽が流れるのか」と妄想。そうこうしているうちに、司会者の案内によって、3人が登場した。

「Mrs. GREEN APPLEさんのみなさんです。大きな拍手でお迎えください!」

独特な可愛ささえ感じる(撮影:本社・武田裕介)

姿を見せた3人は……“とても気の良さそうなお兄さん”。そう目に映った。媒体で歌唱している様子を見ていると「ドームライブ級のアーティスト!」とう勢いに気圧される。でも今日の彼らはカジュアルな衣装のせいもあって、ミッキーとはまた違うオーラと、独特な可愛ささえ感じる。

このギャップに多くのファンが沼入りとやらをしていくのだろう。うっとり3人を眺めていると、つい私も沼に足を突っ込みそうになった。いけない、今日は仕事である。

会見では3人それぞれのパークへの思いも語られた。

藤澤涼架さん(撮影:本社・武田裕介)

「僕は誕生日にメンバーに(パークへ)連れてきてもらって、バースデーシールを貼ってもらった」

そう言うのは藤澤(涼架)さん。ああ、バースデーシール。私も一度貼ってもらったけれど、どこまでもキャストがお祝いしてくれて、自分が人気者になったと勘違いしそうになった。

若井滉斗さん(撮影:本社・武田裕介)

「僕は『インディ・ジョーンズ®・アドベンチャー:クリスタルスカルの魔宮』が大好きで、3回連続で乗ったことがあります」

うれしそうに話すのは若井(滉斗)さん。分かる。何度乗っても「若さの泉」がどうしても見つからないのはなぜだろう、あのアトラクション。どうしても欲しいのに。