<前回のあらすじ>
静の《神説教》から数日、2年10組の生徒たちは静に反発する素振りもなく、むしろよそよそしい態度。もしかしたら生徒の親が怒鳴り込んで来るかもしれないと身構えていた静は、何も起こらないことが逆に不気味に思えて……。
放課後、静は初めての『夜回り』に出る。生徒が犯罪に巻き込まれるのを防ぐため、教員が2人1組になって繁華街をパトロールするのだ。
静は学年主任の大口(野呂佳代さん)とペアを組んで繁華街へ出るが、大口は《好きな人》から電話で呼び出され、さっさと帰ってしまう。
結局1人でパトロールすることになった静。「何も起きませんように!」と祈るものの、2年10組の生徒、秦凛太郎(羽村仁成さん)と安藤友理奈(志田こはくさん)のデート現場を目撃!
これって注意すべき?でも高校生ならデートくらいするだろうし……。面倒に巻き込まれたくない静は、見て見ぬフリをしようとするが……。
実は凛太郎は同じクラスの太田璃子(新井美羽さん)と付き合っていて、凛太郎の浮気を知った璃子は大激怒!
一方の友理奈は「恋人がいる人を好きになっちゃいけないの?」と居直り、2人は大モメに!
さすがに止めざるを得なくなった静は、騒ぎを鎮めようとして三角関係に首を突っ込むが、最悪の事態を招いてしまう……。
2日間学校を休んだ璃子の家を訪ねる静。しかし、璃子は登校を拒否し、「しんどいよ…もう死にたい…」。その言葉にある場面を思い出し、「どいつもこいつも簡単に死ぬとか言ってんじゃないわよ!」とキレてしまう静。
次の日、璃子にあることを頼まれた静は、ザワつく生徒たちの前で説教を始めて……。
廊下で静の説教を聞いていた浦見が「なんやかんや言っても生徒に愛があるんだね」と感心すると、静は「違います。高校時代、彼氏がバイト先の女子大生と浮気してフラれて3年間くらいそれを引きずってて…あの無駄にした時間を思い出したら…腹が立ってきて…思わず説教しちゃっただけです」と、あっけらかんと言い放つ。
そんな静は新庄から突然、学校改革委員にスカウトされ――。