「やっぱり弱い」
<あらすじ>
卒業が近づいてきたある日、のぶは黒井(瀧内公美さん)から手紙の差出人『柳井嵩子』が偽名なのではと指摘される。
関係を怪しむ黒井に、嵩の絵に救われたことなどを話すのぶ。
そして、もう手紙がくることはないと思うと言ってうつむく。
黒井は「あなたは、やっぱり弱い」と断じ、結婚して家庭に入り子どもを生み育てることも女性として正しい忠君愛国の道だと話す。手紙も学校に報告するつもりはないと告げた。
そんな黒井に、のぶはなぜ教師になったのかを尋ねる。
黒井は視線をそらし、過去に結婚していたことを打ち明け、「3年間、子どもができず婚家を追われました」と話した。
そんななか、のぶの卒業後の配属先が決まる。
そして、昭和13年3月、のぶは女子師範学校を卒業し、新たな一歩を踏み出す!