<視聴者の声>

のぶが女子師範学校に入学以来、強さと厳しさをもって生徒を指導してきたのが、瀧内公美さん演じる黒井雪子です。

うさ子を「ボウフラ」と呼んだり、のぶに「あまりに弱い」と告げたり。強い愛国心と厳格さが際立ち、黒い着物でたたずむその姿は存在感抜群でした。「瀧内公美さんの黒井先生のド迫力よ。 立っているだけで威圧感。 目を見開いただけでマジで怖い」とSNSでも恐れられるほど。

視聴者が注目したのが、黒井がかつて、子どもができずに婚家を追われた過去を明かした場面です。教師になった理由をのぶに聞かれた黒井は、目をそらして歯ぎしりをしました。その瞳の奥はつらい過去を映しているかのようでした。のぶに打ち明けた後は、一瞬にして厳格な教師の表情に戻り、教室を後にしました。

「一瞬の歯ぎしりで自らの後悔やそれ故の信念を持って教師をしてることが滲み出せる瀧内公美がやばすぎる」「黒井雪子先生。 『女子師範を卒業してすぐに……嫁ぎました』『3年間子供ができず婚家を追われました』 この台詞と台詞の間で瀧内公美さんはあごを左右に揺らす。 これだけでこの凛とした彼女が婚家でどんな辛い目にあったかが分かる。 瀧内さんの素晴らしい演技でした」とその演技力を評価する声が目立ちました。

のぶが女子師範学校を卒業し、旅立つ日。校門に立った黒井はわずかに微笑みました。「師範学校のシーン、通して瀧内公美に魅了されっぱなしだった。かっこいいんすよ」「瀧内公美さんもまた印象を残す人だなぁ。 黒井先生にも過去がある。 強くなりなさいと言う彼女の言葉は、きっと女子生徒たちへの願いであり彼女自身を鼓舞してきたものなんだろうな」「瀧内公美さんは黒井先生を見事に体現されていた。普通のセリフでなかったから難しかっただろうな。」と惜しむ声があふれました。