「お札の裏表」を知ってる?肖像のない2千円札はどっち?
硬貨とは異なり、お札の場合はしっかりと裏表が定められています。新札が発表される際、財務大臣が日本銀行法に基づき「お札の様式を定める告示」を官報で行うことで、お札の裏と表を明示。お札の肖像なども同様に財務大臣が定め、公示することになっています。
お札の表は「主模様がある面」とされており、主模様は肖像のある方なので、「肖像がある面が表」「その反対側が裏」となります。
お札の裏表を正しく覚えておくことは、単なる知識としてだけでなく社会的なマナーとしても非常に重要。人にお金を渡す際や、祝儀、香典といったあらたまった場面では、お札の向きにも適切な作法があります。お札の扱い方ひとつで、相手に与える印象を大きく左右するため、ぜひ覚えておきましょう。
ちなみに、肖像がないお札が2千円札。しかし2千円札にも裏と表はしっかり定められており、守礼門の図柄がある面が主模様、つまり表面になります。
使うたびに手にしているのに、意外と意識していないお金の裏と表。小さな違いに気づくことで、お金に対する見方が少しだけ変わってくるかもしれませんね。