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よかれと思って続けていた自己流のお手入れが、実は髪や頭皮を傷めていたということは珍しくありません。意外と知らないヘアケアの疑問に、専門家が答えます(構成:浦上泰栄 イラスト:わたなべさちこ)

2よりつづく

Q5)へアカラーは多少かゆみが出ても続ける?
   ⇒×

 

かゆみが出たら中止して、様子をみる

 

加齢とともに頭皮の皮脂バランスが乱れると、頭皮を守るバリア機能が低下してアレルギー症状が出やすくなります。

パーマやヘアカラーを長年続けていて、ある日突然、頭皮が赤くなり腫れる、強いかゆみが起こるといったアレルギー症状が表れるのはこのためです。

アレルギーの原因はヘアカラー剤に含まれるジアミンや酸化染料で、かゆみや腫れが出たら症状が落ち着くまでカラーリングはお休みしましょう。市販のシャンプーなどでかゆみが出た場合も、同様に使用を控え、症状が治まらないときは皮膚科を受診してください。

]カラーリングで強いアレルギーの症状が表れると、治療には時間がかかります。我慢してヘアカラーを続けるのではなく、植物の成分で染めるヘナや、白髪を活かしてヘアスタイルをつくる「グレイヘア」を試してみましょう。