少しでも安心できる日本に

高校生の娘がいるが、「よくここまでやってこれたよ」と思う収支ぎりぎりの月も何回かあったし、いまも「あと数年頑張らねば、大学にいったとして卒業まで何年か」と指折り数える日々だ。
子どもが4人とかいる家庭って、どうしてるの?と圧倒的尊敬と圧倒的疑問。

税金が、もう。え、ちょっと待ってほしい、税金の種類って多いのね、ひーと言いながら、今年稼ぎすぎるのも来年の税金を考えると心配だったり。

動物愛護活動をして10年以上、体感として良くなってる気配はしなくて息切れ。殺処分は減っているが、それは保護活動してるところが頑張っているのではないかと思える。
預かっている動物も歳をとり医療費の負担は大きいし、世話する側の人間も歳をとり、いつまでこのメンバーでできるのか。5年は頑張れるが10年はとなると?

夏の暑さに驚きすぎて、東京に夏、住み続けられるのか、とも思う。
ネコがいるので、冷房は一日中つけている…光熱費問題は重大だ。

と、生活の中で、この先少しでも安心できる日本にしてほしい、していきたい、と思うことはわたしにもある。
娘たちが日本に住んで安心だ、と、せめて自分が生きているうちは思える国であってほしい。

本連載から生まれた青木さんの著書『母』
本連載から生まれた青木さんの著書『母』