ホームドラマの要素も

<幸太郎はネルラの家に住むことに。2人が暮らすマンションの違う階にはネルラの家族も住んでいて同居のような生活に。ホームドラマの要素も含みながら物語が展開する>

サスペンスでホームドラマってどういう感じなのかなと考えていました。台本を読んだら、切り口が凄く面白かった。ホームコメディ要素がほしいというリクエストもあるので、ネルラの家族役の段田安則さんや板垣李光人君と一緒に芝居を膨らまさなきゃいけないと思っています。

(『しあわせな結婚』/(c)テレビ朝日)

<松さん演じるネルラは私立高校の美術教師。イタリア留学後、絵画の修復作業に携わっていたが、ある出来事をきっかけに美術教師の道へ。感情を表に出さず、ほとんど笑顔も見せないが、人を引き付ける魅力がある女性だ。松さんとは共演作が多く、夫婦役は映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』(2015年)以来10年ぶりだという>

松さんとの夫婦役は何回かあります。これまでの作品とはタイプが全く違う。松さんはバーッと話して会話の面白さを出すイメージがある。でも、ネルラはあまりしゃべらない人物なので、どうやって演じるのかなと思っていました。

撮影が始まったらやっぱり松さんは、面白いところは面白くできる人でした。ただ、しゃべらないストレスたまらないのかなって思うんですけど(笑)。お互い悩みながら演じています。