10月13日まで開催中の大阪・関西万博も、期間の折り返し。大阪を訪れると万博ムード一色で、ミャクミャクの赤と青のカラーが街を彩っています。先日、盛り上がる現地会場へ行ってきました。今や多くの人が万博を楽しむためのコツやアドバイスなどを綴っていますが、人の多さと猛暑に圧倒され、計画通りに実行できなかったというのが正直なところでした。そこで、実際に行ってみて自分なりに感じたポイントや分かったことをいくつか紹介したいと思います。万博に行く方の参考になれば幸いです。(取材・文・撮影=宇都古舞)
東ゲートは混雑必至
万博会場には、東ゲートと西ゲートの2つの入り口があります。東ゲートは大阪メトロ夢洲駅を降りてすぐ。西ゲートへはJR桜島駅からシャトルバスが運行されています。会場へは大阪メトロを使って東ゲートから入る人がほとんどで、筆者も東ゲートから入場しました。訪れた日は日曜日。夢洲駅は改札が広いとはいえ、人の多さに圧倒されます。改札を抜けるとすぐコンビニがありますが、飲み物を買う人で長蛇の列ができていました。

大阪メトロ夢洲駅の様子。改札までのストロークには多くの人が
夢洲駅の大きな階段を上がると、東ゲートが見えます。たくさんの人が流れ込むので、ゲート入口まで自然と行列が完成。行列は、3~5分ごとに5メートルずつ進んでいるというような感覚。炎天下の行列はそれなりの根気が要ります。場内は「日傘や帽子で暑さ対策をしてください」とのアナウンスも流れ、ゲート近くでは日傘のレンタルもありました。午前10時の入場予約で、会場に入れたのは10時40分過ぎ。すでにこの行列で体力が奪われ、肝心のパビリオンに並ぶ気力が削がれたような気がしました。

東ゲートの手荷物検査の行列。ここまで来るのに約40分かかった
【西ゲートが比較的楽に入場できるかも】
混雑をなるべく避けたいという人は、西ゲートを選んだ方が比較的スムーズに入場できるのではと思います。ただ、6月中旬からは東ゲートから西ゲートへ移動できる徒歩ルート(西ゲートに入場予約した人のみ利用可)、7月からは夢洲駅の一つ手前のコスモスクエア駅から西ゲート行きのバス(要事前予約)が運行されたとのこと。これまでの東西ゲートの混雑差は解消されそうです。