ひょんなことから…
「ひょんなことから…」と話す戯作者で狂歌師の唐来三和。
続けて「謀反をたくらんだ疑いがございます!」との意次の声を背景に、面白くない様子で文を投げ捨てる御三卿のひとつ、一橋徳川家の当主・一橋治済の様子が映る。
その下に流れるは<筆は刀よりも強し>の文字。
「ひょんなことから…」と扇子の向うから顔を上げる天明狂歌のスター・大田南畝<四方赤良>。
「駆け落ち?」と怪訝な顔をする、花魁姿となった誰袖。
さらに「ひょんなことから…」とひょうきんな表情をする恋川春町<倉橋格>の声が流れたあと、意次が「一気に攻め込むぞ!」と覚悟を決めた様子で言い放つ。
怒声を上げる松前家第八代当主・松前道廣。