山路和弘さんのコメント
<山路和弘(「べらぼう」では女郎屋の主・扇屋右衛門役)>
黄表紙自体は以前から知ってはいましたが、物語にいろんな要素が詰まっていて実はよくは分かりませんでした。
今回は挿絵を動かしてくれて、セリフ劇で見せてくれるので、内容がよく分かってありがたいです。
関さん、水樹さん、素晴らしいお二人との声の共演を僕自身楽しみましたし、みなさんにもぜひ楽しんでいただければと。
徳川将軍や松平定信をちゃかす作品(『鸚鵡返文武二道』)をみなで読んで笑うという、すごい時代だと思いますし、それを堂々と出す蔦重、改めてすごいと思います。
<放送予定>

『文武二道万石通(ぶんぶにどうまんごくとうし)』
【初回放送】 9月7日(日)午後1:50-1:55
学問と武芸を奨励した松平定信の「寛政の改革」をちゃかした話題作。
(「べらぼう」第34回 第35回に登場!)
出版:天明8年(1788)
作:朋誠堂喜三二 画:喜多川行麿
版元:蔦屋重三郎
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『鸚鵡返文武二道(おうむがえしぶんぶのふたみち)』
【初回放送】 9月14日(日)午後2:55-3:00
徳川将軍や松平定信をちゃかした問題作。この作品が元で恋川春町は…。
(「べらぼう」第35回 第36回に登場!)
出版:寛政元年(1789)
作:恋川春町 画:北尾政美
版元:蔦屋重三郎
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『箱入娘面屋人魚(はこいりむすめめんやにんぎょう)』
【初回放送】 9月15日(月・祝)夜11:35-11:40
黄表紙には昔話を題材にしたものも浦島太郎の子どもが人魚だったら…昔話の続きを大人向けに。
出版:寛政3年(1791)
作:山東京伝 画:北尾重政
版元:蔦屋重三郎
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『心学早染草(しんがくはやそめくさ)』
【初回放送】 9月23日(火・祝)夜11:35-11:40
黄表紙最大のヒット作と言われる「善玉」「悪玉」二つのキャラクターが紙面をかけめぐる!(「べらぼう」第37回 第38回に登場)
出版:寛政2年(1790)
作:山東京伝 画:北尾政美
版元:大和田安兵衛のちに蔦屋重三郎
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【声の出演】 山路和弘(「文武二道万石通」「鸚鵡返文武二道」「心学早染草」)関智一(全作品)水樹奈々(「文武二道万石通」「箱入娘面屋人魚」「心学早染草」)