<あらすじ>

のぶ(今田美桜さん)が撮ったミュージカルの写真を見ていた嵩(北村匠海さん)は、こっそり来ていた登美子(松嶋菜々子さん)が写った写真を見て驚く。

そんな中、のぶ、登美子、羽多子(江口のりこさん)が高知に旅行することに。「海外の素敵なホテルがいいわ」と不満を漏らす登美子。

羽多子は「千代子さんとのぶと女4人、カツオで一杯やりますしょう」と説得する。

嵩の編集者が、柳井家に原稿を取りに来る。のぶが原稿を渡すと、編集者はアンパンマンがミュージカルになったことを話題にする。

「親御さんや児童文学の評論家からは評判がよくないんですよ。自分の顔を食べさせるなんて教育上よろしくない。あんなグロテスクなもの子どもには読ませたくない」と話す。

のぶが言い返そうとすると、登美子が現れ、「あなた、それでも柳井嵩の担当編集者なの!作家が魂込めて書いた作品を批判するなら、正々堂々と自分の意見としておっしゃい。このひきょうもの!」と編集者に言い返した。

出発前夜、初めて柳井家に泊まる登美子と布団を並べて横になった嵩は、写真で登美子の笑顔を見てうれしかったと話す。

登美子は「アンパンマンって究極のお人よしなんですもの」。

嵩は「母さんはずるく生きたつもりだった?」と尋ねると

登美子は「少なくともあなたの100万倍、ずるく生きてきたわ」とつぶやく。

嵩は「あんまりうまくいかなかったんじゃないかな…」と返すと、登美子は「生意気言って」とわずかにほほ笑んだ。

旅行当日。のぶたちは、神社に寄ることになり、パリに行く嵩は飛行機の時間があったため、先にでかける。嵩の後ろ姿をじっと見つめ、無事を祈る登美子。

旅行から戻り、カメラを手に写真屋を訪れたのぶは、店主に声をかけられる。