失敗しない“あん”作りのコツは?
フライパンに広げた卵は外側から固まり始めるので、中央へ卵を寄せるようにかき混ぜながら焼きましょう。卵の表面全体が半熟状態になったタイミングで火を止め、用意しておいたご飯の上に盛り付けます。
仕上げにかける“あん”は、地域によって味付けが異なるのも天津飯の面白いところです。関東では「甘酢あん」が主流で、ほんのりした酸味とやさしい甘さが特徴。酸っぱさを抑えたい人にもおすすめです。一方、関西では「醤油あん」が主流。さっぱりとした味わいで、卵との相性も抜群です。
とろみをつける際、片栗粉が“ダマ”になって失敗してしまったという人もいるはず。これを防ぐには、火にかける前に片栗粉をあんの材料としっかり混ぜておくのがコツです。先に混ぜておけば、とろみが均一につき、仕上がりもなめらかになりますよ。
一見むずかしそうな天津飯ですが、ポイントさえ押さえれば家庭でも「ふんわり天津飯」の再現は可能です。ふわふわ卵ととろーりあんが食欲をそそる一品。ぜひ今日の献立に取り入れてみてはいかがでしょうか。