蔦重に書けって!

必死な形相で「蔦重に書けって!」と奉行へ訴える江戸のベストセラー作家・北尾政演<山東京伝>。

その下に流れるは<世にも奇妙な身上半減>の文字。

憔悴する歌麿を抱きしめた蔦重の母・つよが「歌に自分の気持ちを分かってほしいだけだろ?」と問いただす。

「ほんと、そういうところですよ!」と激昂する鶴屋。

心配そうな表情で様子をうかがう書物問屋の店主・須原屋市兵衛、狂歌四天王の一人・宿屋飯盛。

続いて幕府の儒官・柴野栗山が映る。