プリーツを広げると白とピンクのストライプに見える、存在感たっぷりのスカート。トレンドを意識して、パリッとした白シャツとスニーカーでカジュアルダウン。(撮影=清水朝子)
人気スタイリスト・石田純子さんが、オトナの女性たちに向けて、トレンドを取り入れつつ、上品なスタイリングを指南する『婦人公論』の好評連載「大人の着こなしレッスン」。今回のテーマは「ピンクの取り入れ方」です。(撮影=清水朝子)

鮮やかな色合いがポイント!ピンクで大人スタイルに

私の周りでは、可愛らしさが気恥ずかしくてピンクを敬遠していたという人もいますが、50歳を超えると着たいという人が増えます。その華やかさが気持ちをときめかせてくれる色だからでしょうか。

ストールのように量感のあるカーディガンは、青みのあるフューシャピンクで細見え効果も。ワイドデニムでも細身のボトムでも、バランスよくコーディネートできるアイテム。

なかでも『婦人公論』世代におすすめなのは、強さと潔さを感じさせる鮮やかなピンク。肌のくすみもパッと明るく見せてくれるでしょう。

青みを含んだフューシャピンクはトレンドなので、コーディネートに取り入れると一気に今っぽい雰囲気に。モダンで華やかな着こなしを楽しむには、シフォンやレース、小花柄など、甘い要素を極力排除して。

淡いベビーピンクは、肌がくすんで見えるので着こなすのが難しい色ですが、グレイヘアとは相性抜群。この機会にトライしてみては。

ピンクの濃淡でまとめた上品でモダンなスタイリングは、適度なゆとりのあるタイトスカートで今年らしさを。多色使いのスカーフをアクセントに効かせて。