タイトルは「饅頭こわい」だが…

あらためて今回のタイトルは「饅頭こわい」でしたが、よくよく考えてみれば、実際に罠が仕込まれていたのはお菓子ではなくお茶の方でした。

(『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』/(c)NHK)

確かに前回”毒まんじゅう”で大崎らを毒殺するなど”饅頭”に怖いところはあったものの、肝心の治済を”お茶”で打倒したことを、やや不思議に思った方もいたかもしれませんが…。

ここで「饅頭こわい」と聞いて思い出されるのは、古典落語の広く知られた同名の演目。

概要を記せば、ある日集まった若者たちが、暇つぶしに怖いものを語り合う中、一人の男が「饅頭がこわい」と口にします。

仲間たちが彼をからかおうと部屋いっぱいに饅頭を置きますが、それは嘘で、男はその饅頭をぺろりと平らげてしまいました。

最終的に「熱いお茶が怖い」と言い出し、お茶を持ってこさせようとするのがオチ、というもの。