I really don’t need you
to mansplain that to me.
あなたの知ったかぶりにはうんざりよ。
mansplain
(知ったかぶった男の説明)
上から目線で語る男の鼻を明かすには
最近manで始まるスラングが、英語圏の新聞や雑誌などでよく話題になります。多くの場合、女性が不快に感じる男性の振るまいを表す単語です。
たとえば、女性のことを世間知らずだと思って、少し見下している男性がいるでしょう。そのような男性は、女性に優越感を感じつつ、上から目線で何かを説明します。しかし実際には、女性のほうがそのことについて詳しかったりする。
そんなときにmansplain(マンズプレイン)を使います。「説明」は英語でexplain(エクスプレイン)。これをmanと組み合わせた単語です。無知なくせにうぬぼれがつよく、知ったかぶりをしている男性に、話をやめてほしいときに使うといいでしょう。
嫌われる男性の行動はほかにもあります。電車などで足を広げて座り、隣の席まではみ出すこともそうですね。これはmanspreading(マンスプレディング)といいます。アメリカの鉄道会社が、男性にmanspreadingをやめるよう呼びかけるキャンペーンを行うこともあるのです。この単語は女性に対して使われることも。女性がショッピングバッグを自分の隣の席に置くときには、she-bagging(シー・バッギング)といいます。
man cave(マン・ケイブ)という言葉もあります。こちらはそれほどネガティブな意味はなく、男っぽいインテリアの、男性だけがくつろぐ部屋のことを指します。典型的なman caveには、ビリヤード台、プライベートのバー、ロックミュージシャンのポスターがある。man caveを持つ男性は男友達を誘って、そこで一緒にビールを飲みながらスポーツ観戦などをするのです。アメリカではテレビ番組で、いろいろなman caveがよく紹介されています。2012年には、man caveは『Merriam-Webster』というアメリカの辞書にも掲載されました。
"Welcome to my man cave.Beers are in the refrigerator."(隠れ家へようこそ。ビールは冷蔵庫に入ってるぜ)というふうに使います。