今年は作家・三島由紀夫の没後50年に当たります。折に触れて『婦人公論』誌上に登場していた三島ですが、61年前、34歳の時に前代未聞の企画を手がけました! それは三島由紀夫が読者に向けてクイズを出題するというもの。全部で9問、むろん一筋縄ではいかない難問揃いです。さあ、第二問の回答は?
回答
1)千代女 朝顔につるべとられてもらひ水
2)蕪村 菜の花や月は東に日は西に
3)素堂 目には青葉山ほととぎす初鰹
4)漱石 叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな
5)一茶 雀の子そこのけそこのけ御馬が通る
6)虚子 桐一葉日当りながら落ちにけり
7)芭蕉 荒海や佐渡によこたふ天の川
8)子規 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
※当時の正解率は?
★応募総数 1万9152通 のうち 正解は 1897通 正解率 9.9%
次回は12月9日配信予定です
全集未収録対談も!
三島由紀夫が『婦人公論』で何を語ったのかー
岸田今日子、高峰秀子、越路吹雪、宇野千代らとの全集未収録対談と、『婦人公論』発表の作品を中心に、女性誌を舞台にした三島の発言とエッセイを集成。同時代を生きた杉村春子、若尾文子、円地文子、湯浅あつ子ほかの貴重な回想に加え、石井遊佳、北村紗衣、酒井順子、ヤマザキマリによる新規エッセイを収録する。執筆者が全員女性による初の三島読本。【三島由紀夫没後50年記念企画】