玄関に住んでいるのは…… 天石門別神

門番のように大きく力強く、家を守ってくれる。
神話では天の岩戸を開くのを手伝った神様

外と内を分ける、最も清めるべき場所

玄関は、神社で言うと「鳥居」。外界と神域を分けるのが鳥居で、結界の意味があります。ここでは、門番のような神が力強く守ってくださいます。

玄関は外から「嫌な気持ち」なども持ち込んでしまう場所。「負」のものを家の中に持ち込まないためにも、玄関は常に清めておく必要があります。靴や傘は出しっぱなしにせずにしまうこと。スペース的に難しければ、きれいに並べるなどの気持ちが大切です。

不浄なものを家に入れないよう、ドアの上に小さなしめ縄を飾るのもおすすめ。玄関の外側、ドアより上が望ましいですね。住宅事情により難しい場合は、内側、もしくは下駄箱の上などに飾っても構いません。縁起物や置物などは飾っても問題ありませんが、ホコリをかぶっていないか定期的にチェックを。また、ドアノブなどよく触る場所も、清潔な布などで清めるように心がけましょう。

チェックするポイント

【1】盛り塩は定期的に交換
神話の中で浄化の効果があるとされている塩。玄関の外に置くのが本来ですが、難しい場合は下駄箱の上でもOK。週に1回など、取りかえる日を決めておきましょう
【2】下駄箱は風通しよく
湿気やニオイは穢れの原因に。定期的に靴をすべて出して風通しをよくすること。炭 や消臭剤を入れておくのもよいでしょう
【3】靴は出したままにしない
たたきは神様の通り道。できればすべて下駄箱 にしまうのが理想ですが、スペースが足りない 場合は最低限の靴だけを出しておくように。その際、常にきちんと揃えておくことが大切です
【4】たたきはこまめに拭き掃除
唯一靴のまま入る場所。穢れがたまりやすい場所なので、箒があれば掃き、できれば 水拭きを。忙しいときは掃除機でホコリを吸い取るだけでもOK