リビングに住んでいるのは……氏神

それぞれの地域に祀られている神様。
家やそこで住まう人の暮らしを見守る

家族を見守る神棚はリビングの明るい場所に

家族が集うリビングは、神社で言えば「境内」。地域の氏神様が暮らしを見守ってくださいます。

人の出入りが多い場所なので汚れ(穢れ)やすく、日々の掃除はとても大切です。掃除がしやすいように、できればものを少なくスッキリした部屋に整えるのがよいでしょう。そして窓を開け、気持ちのいい風を通せば神様も喜びます。

神棚や神札(おふだ)は、誰もが目にしやすいリビングにお祀りします。たとえば1日中、家族と顔も合わせず挨拶もしないのは気持ちがいいものではありませんね。神様も同様です。毎日意識を向けることが大切なのです。神札は少なくとも天照皇大神宮と氏神様の2つをお祀りしましょう。神様が喧嘩をすることはありませんので、ほかにも信仰する神社があったら複数枚重ねても構いません。南または東向きに、目線より高い位置に祀り、1年に1度は新調してください。

 

チェックするポイント

【1】窓は曇らせない、カーテンは定期的に洗濯
汚れた窓はよい気が流れず、神様も息苦しいでしょう。また、カーテンも想像以上に汚れています。ホコリがたまり、禁忌とされるニオイの原因になるのでこまめに洗いましょう
【2】テーブルは使うたびに拭く
拭くという行為は清めるのにとても効果的。テーブルに郵便物などの物は置かず、食事の前後にきれいに拭きあげましょう。衛生面からも大切な習慣です
【3】床や棚にホコリがたまらないように
人の出入りが多いので、ホコリがたまりやすい場所。ホコリ(汚れ)を払うのは心の穢れも払うことになります。化学モップなど、便利グッズを使ってラクに掃除ができるように工夫を
【4】ラグは天日干しを
敷物類は定期的に干してダニ退治。汚れがたまるスピードが速いので、掃除機を念入りにかけ、粘着テープなどで細かいゴミも取りましょう。丁寧に暮らすことを神様は大変喜んでくださいます