キッチンに住んでいるのは……竈(かまど)神

火伏せの神、荒神とも呼ばれ火事から守る。
火を丁寧に扱えば豊かな食生活のご神徳が

火の災いから守り豊かな食に恵まれるように

神社には神様のお供え物を用意する「神饌所(しんせんじょ)」という場所があります。しめ縄で結界を張っている神聖な場所で、常に清められています。家のキッチンも同様。竈(かまど)神が守ってくださいます。荒神(ごうじん)とも呼ばれ、火や水を扱うキッチンには「荒神宮」の神札を貼ります。排水口はもちろん、シンク、ガス台、冷蔵庫など、清める場所はたくさんあります。できる範囲でよいので、清潔を心がけましょう。

また、神様はニオイが苦手です。神社でもニオイが強いものは禁忌とされていますので、キッチンはとくに注意しましょう。

 

チェックするポイント

【1】コンロの近くに神札を貼る
「荒神宮」の神札を貼り、火伏せのご神徳を。油などで汚れますが、年に1度新調すればOKです。火の災いはすべてを失う元凶。畏敬の念をもって祀りましょう
【2】シンクは水垢を残さない
ピカピカに磨きあげたシンクは清められたサイン。食器を洗ったらシンクもきれいに拭く習慣を。水分や洗剤の残り、排水口の詰まりは厳禁です
【3】食材は腐らせない
場を清めるために悪臭は厳禁。必要以上の食材は持たず、新鮮なものだけを置くようにしましょう。冷蔵庫の中も清潔を心がけて
【4】全体の清潔感をチェック
汚れやすい場所かつ、命を司る「食」を守る神聖な場所なので、汚れがないか常に気を配りましょう