妻がやって当たり前という意識
妻の手が空いていないのに、育児や家事はもちろん自分のことさえもやろうとしない夫。なぜやらない? なぜ気づかない? 婦人公論の読者アンケートでも、年齢や結婚生活の長さに関係なく、妻たちは嘆いています。
Q あなたが一人で担っていることは?
1位 家事
2位 親の世話/介護
3位 近所付き合い
4位 家計
5位 育児
6位 親戚付き合い
●夫は「掃除は女がやるものだ。俺は働いているのだから、役割分担だ」と言って、ほとんど何もやらない。そのくせ、家の汚れを見つけると怒る。(56歳・専業主婦)
●結婚当初から家事を一切しない夫。子育てが終わって、私が働くようになり、生活費を折半するようになったいまも相変わらずやりません。最近では向こうのほうがはやく帰宅するのに、ふんぞり返ってテレビを見ながら私の帰りを待っているのだから呆れる。(62歳・パート)
●夫は出張が多いため、家事・育児をほぼ私一人でこなしています。また長女に軽度の身体障害があるので、病院・習い事の送迎などで忙しい。そのうえ、90歳の実父の通院の付き添いを毎週している。(44歳・専業主婦)
●夫は自分のことや庭仕事などはするのですが、近所の人との付き合いや会合には一切参加しない。そのため、私が腰痛を我慢してすべてやらなければいけません。(75歳・専業主婦)
●夫が72歳まで借金を背負い続けていたことで、家計はずっと私が担ってきました。私の貯金はもうありません。(74歳・パート)
●初めての育児と家事との両立は大変なので、労いの言葉くらいほしい。産休中だからなんとかやっているが、仕事復帰後もこのままかと思うと、ゾッとする。(30歳・産休中)
●夫はきょうだいが多く、正月やお盆には30人くらい集合するので本当に大変です。(69歳・パート)
(『婦人公論』2018年12月11日号より)