1,000株保有のニプロの101円安

転換社債とはなんぞやというと、「保有している期間内にあらかじめ決められた価格で株式に換えることができる社債」のことです。社債とは、会社が出資者にお金を借りるときに発行する有価証券。ニプロはこれで約300億円を調達すると発表したのです。

何故それで株が急落するのかと言うと、そこには「株式価値の希薄化(希釈化)」という問題があります。発行株式の数が増えれば増えるほど、1株当たりの利益や純資産などは減ります。つまり1株の価値が下がってしまうのです。

転換社債で、将来的に300億円分もの株式が増える(かもしれない)。それを嫌った株主たちが一斉に売りを出して、ニプロの株価は前日まで1,300円あったのに、1日で101円安の1,199円まで下がってしまいました。

遠い昔、瓶に残った最後のカルピスを「これは1人分しかない」と思って作っていたら「弟と2人で分けろ」と水増しされた。薄いカルピスはおいしくなかった。
カルピスも株式も、希釈されたらおいしくないものですね。

私にとってニプロの株価が下がるというのは、かなり大きなダメージです。
ほとんどの株を最低単位、つまり100株しか持っていない私が、なんとニプロだけは1,000株保有しているので。