撮影:本社写真部

 

7月19日、人気グループ・嵐が、NHKのスペシャル番組『2020スタジアム』の取材会に出席しました。同番組は1年後に迫った東京オリンピックの特別番組。司会の嵐のメンバーが、アスリートや大会を支える人々への取材を通し、オリンピックの魅力を伝えます。

櫻井翔さんが取材で向かったのはスイス・ローザンヌ。

「僕はオリンピックファン。まさかIOC本部に取材に行けるとは思っていなかった。24時間滞在という短い時間で、IOCのバッハ会長から東京オリンピックヘ向けた思いなどを聞くことができた」と語ります。そして、グループの育ての親であるジャニー喜多川さんが亡くなった9日にスイスへ出発し、家族葬が行われた12日に日本へ帰国していたことを明かしました。

「亡くなった報を受け、一目社長に会って、僕はそのままローザンヌに発ちました。『ショー・マスト・ゴー・オン』じゃないですが、しっかりと取材をするのが社長の喜ぶことだろうと、スイスで出来る限りの事をしてきました。そして帰国した日、家族葬は終わっていましたが、その場に行くことができた。時間の巡り合わせと言いますか、待っていてくれたというとおこがましいですが、奇跡的なスケジュールだと感じました」

と、出国時も帰国時も、ジャニーさんと対面できた喜びを静かに語りました。

記者から「ジャニーさんの東京オリンピックへの意志をどう伝えていきたいか」という質問が飛ぶと、二宮和也さんは「まだ公共料金を払っていたら、テレビもあると思うので見ていただきたい」と冗談交じりに一言。そして、「一緒にこの大会を迎えることはできませんでしたが、ジャニーも人間なので。その想いや考え方は、嵐だけでなく、ジャニーさんが関わった全ての人たちと一緒に引き継いで、オリンピックに参加できたらなと思っています」と笑顔で続けました。

二宮さんは聖火リレーをテーマに取材。奈良県を訪れ、1964年の東京大会で聖火ランナーを務めた方、そして聖火リレーに参加したことがある柔道の野村忠宏選手の母に話を聞いたそうです。