武蔵は名刀を小次郎に譲る
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令和版巌流島の新解釈

作品は、新解釈、新設定による“令和版巌流島”。武蔵と小次郎の気持ち、なぜ対立しなければならなかったのか――その関係性や心情が深く描かれるという。宮本武蔵を演じる横浜は「まったく新しい形の巌流島ができました。武蔵と小次郎の関係性に注目して見ていただきたい。やるべきことはやってきたので、役として舞台上で生きるのみだと思っています」と決意を示す。

一方、宿敵・佐々木小次郎を演じる歌舞伎俳優・中村隼人は、「いろんな大先輩たちが演じてきた役をどう演じようと思いましたが、令和版の新解釈ということで、佐々木小次郎、宮本武蔵の名を借りた新しい作品ができたと思います」と作品をアピール。

演出の堤幸彦氏は、普段の自分の演出とはまったく違う、と前置きし
「ギャグも一切封印したシリアスな人間ドラマ。2人がどう出会い、なぜ対決することになったのか、上り詰めていく人間ドラマにしたい」と語った。

 

作品について語る中村隼人