2023年12月号
見どころ動画配信中!

[特集]
〈快適と安全を手に入れる〉
今の住まいをもっと心地よく

子どもたちが巣立って夫婦ふたりになった。あるいは、夫を見送りおひとりさまに。同居する人数の増減だけでなく、定年退職や新たな活動を始めるなど、人生の節目やライフスタイルの変化があったときこそ、住まいを整え直す好機です。今の自分に必要なものや空間を見極めることは、快適で安全な暮らしへの近道になるでしょう

●注目記事●

〈二世帯住宅の安心感〉
12人が集えるダイニングテーブルが
わが家のシンボルです

森山良子

現在、娘家族と二世帯住宅で暮らす森山良子さん。自宅を建て替える際には、娘の夫・小木博明さん(お笑いコンビ・おぎやはぎ)から驚きの注文もあったそう。「大満足」という自宅での様子は――

2017年に、両親や子どもたちと暮らした思い出の自宅を、娘家族との二世帯住宅に建て替えました。父と母が他界したとき、私は60代半ば。築30年以上経った家をひとりで維持していくのは大変だと思い、私から娘夫婦に同居を持ちかけたのです。

彼らは当時賃貸マンションに住んでいたのですが、家賃を聞いて驚きました。「そんなに高いの! もったいな〜い」って(笑)。「だったら一緒に住む家を建てましょう。完全分離型の二世帯住宅にすれば、お互いに干渉し合うことなく会いたいときはいつでも会える。どうかしら?」と提案したら、「そうだね、そうしよう!」と、とんとん拍子に話が決まりました。(一部抜粋)

他にも、松島トモ子さんのインタビュー「77歳で初めての引っ越し。ようやく見つけた「私の城」」、専門家のアドバイス「寒さ対策、家事動線、収納……「我慢しない」空間は作れる」、山口恵以子のインタビュー「築35年の実家を直しつつ、要介護5の兄と2人暮らし」、専門家による「4つのルールで要塞に。今日からできる防犯のススメ」など。
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[第2特集]
〈昭和のイビリから令和のストレスまで〉
嫁姑モンダイ最前線

結婚は家と家の繫がり。嫁は婚家に従うもの──。そんな時代錯誤な価値観は忘却の彼方となったはずの現代。リアルな声を聞いてみると、嫁と姑という関係が一筋縄ではいかないことが見えてきます

●注目記事●

〈覆面座談会 しょせんは赤の他人です〉
どうしても、わかり合えません

イビる姑vs.嚙みつく嫁、という対立構造は時代とともに影を潜め、「当たらず障らず」が昨今の主流に。しかし、心地よい距離を保っているように見えても、そこはやっぱり赤の他人。内心思うところもあるのです。嫁側、姑側の言い分を聞いてみると――

 先日、岐阜県に住む義母から夫に電話があり、「検診で病気が見つかった。病状説明に家族のサインが必要だから来て」と言われたんです。でも夫は「仕事で行けない」と。私だって仕事があるし、行くなら子どもたちの世話を私の親に頼まないといけない。「自分の親のことだろ!」と夫への不満はありましたが、それでもなんとか都合をつけて駆けつけたんですね。すると担当医が「えっ、わざわざ東京から? 家族のサインは特に必要ないですけど?」と言うじゃないですか。もうガックリきてしまって。高速バスで片道4時間半もかけて行ったのに。

田江 日帰りですか?

 はい、交通費1万円以上かけて行って、滞在時間は1時間ですよ。(一部抜粋)

他にも、読者アンケート「不満爆発!些細なことが火種になる」。
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[読みもの]

〈突然の別れから1年〉
産後うつの最中に聞いた
母・松原千明の死を越えて

すみれ

すみれさんの母で、女優の松原千明さんがハワイで亡くなったのは2022年10月8日のこと。64歳だった。同じ年に、息子の誕生という喜びと、母の死という悲しみを味わったすみれさんが見つめる、自分や家族の幸せとは

『婦人公論』で取材を受けるの、8年ぶりなんですね。2022年に出産するまで、舞台に、テレビに、といろいろなお仕事をさせていただきました。日本に戻ってきたのは12年前ですが、そのころは日本語が上手に話せなかったり、聞き取れなかったり、日本らしいユーモアがわからなかったりしても、毎日がチャレンジで楽しかった。

最近の私は、育児中心の生活。息子がまだ1歳半なので、仕事はある程度セーブするようにしていますが、やっぱり私は舞台に立つことや映像のお仕事が好きなんですよね。それで先日、久しぶりにミュージカルのオーディションを受けたんです。役のイメージが私と少し違っていたし、実際あまりうまくできなくて、落ちてしまいましたけど(笑)。でも、こういうチャレンジはずっと続けていきたいな、と思っています。(一部抜粋)

 

〈スピード婚約、ワンオペ子育て……〉
阪神の「アレ」を掴み取るまでの結婚生活41年
岡田陽子

18年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた阪神タイガース。チームを率いたのは、65歳の岡田彰布監督だ。2度目の監督就任に、妻・陽子さんはどう感じたのか。優勝を意味するスローガン「A.R.E.」の秘話も含め、二人三脚で戦ってきた日々を振り返る

阪神タイガースがリーグ優勝を果たした9月14日、私も孫たちと一緒に阪神甲子園球場で応援していました。あの、球場が揺れるような声援や、優勝が決まった時の「岡田コール」にはウルッとしましたね。小学1年と3年の孫は、やっと野球のルールがわかってきた年頃。インドネシアに単身赴任している息子(陽よう集しゅうさん)が、「息子たちにも一生の思い出になるだろうから」と、東京に住む孫やお嫁さんに、球場へ行くことを勧めてくれたようです。(一部抜粋)

 

[グラビア]

〈先輩後輩のないしょ話〉
ともに新しい一歩を
柚希礼音×真風涼帆

宝塚の元星組トップスター柚希礼音さんと、元宙組トップスター真風涼帆さんは、星組時代の上級生と下級生の関係。今も仲の良い2人が、今年9月、宝塚の思い出や、今回Wキャストで挑む舞台について語り合いました

 


他にも、

〈朝ドラの脚本家が明かす創作秘話〉
『らんまん』が母への最後の親孝行になった
長田育恵


〈魂の踊り〉
92歳、人生のすべてがフラメンコに
小松原庸子


〈没後50年、歌い継がれる詞を残した〉
兄・サトウハチローは奇抜で繊細な詩人だった
佐藤愛子


〈私生活でもアウトロー〉
破天荒な映画監督を父に持つ我ら
五社巴×深作健太


〈ルポ 誰でもいつでも〉
地域で互いに支え合う「からほりさろん」という居場所
取材・文◎社納葉子

〈ルポ 抗がん剤による脱毛にもう悩まない〉
「頭皮冷却療法」を知っていますか
取材・文◎中山あゆみ

〈名優たちの転機〉
聞き手・文◎関容子
吉田玉男

などなど、盛りだくさん。ぜひご一読ください!!

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