『盤上の向日葵』『検事の本懐』『孤狼の血』著者最新刊

「家族だからこそ、届かない想いと語られない過去がある」

ベストセラーとなった将棋ミステリー小説『盤上の向日葵』(中央公論新社)の著者による最新刊、『風に立つ』が2024年1月に刊行されました。著者の柚月裕子さん直筆サイン入りで、5名様にプレゼント。

これまで極道、刑事、将棋の棋士といった硬派な男性たちを主人公に据えた作品を世に送り出してきた柚月さんですが、本作は初めての家族小説。2組の父と息子に焦点が当てられ、繊細で微妙な親子の関係性を掘り下げながら描いています。

一組は、南部鉄器の職人であり、補導委託(問題を起こし家庭裁判所に送られてきた少年を一定期間預かる制度)の引受を突然申し出た父・孝雄と、その息子・悟。もう一組は、孝雄が預かった非行少年・春斗と、その父親で弁護士の達也。
それぞれにもどかしさを抱えた2組の親子関係と、息子同士の交流によって揺れ動く4人の心の機微を、見事に掬い取った作品です。

親の立場の人、子の立場の人、かつて子の立場だった人――誰もが登場人物の生き方に感情を揺さぶられたり、家族のあり方を考えさせられたりするきっかけになるのではないでしょうか。

本書の刊行に寄せて、柚月さんご自身の家族観を語ったインタビュー「初めての家族小説『風に立つ』」も、ぜひ併せてお読みください。


【応募締め切り日】4月14日(日)
※当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます(4月末頃予定)
 


■書籍情報
『風に立つ』 柚月裕子 著
2024年1月10日発売 1,980円(税込)
四六判 416ページ
●中央公論新社HP
https://www.chuko.co.jp/tanko/2024/01/005728.html

 
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