イメージ(写真提供:Photo AC)
テレビ東京『ありえへん∞世界」でも昭和の運動会が特集され、行進の練習をそろうまでやらされるなどの様子に、令和世代は驚きの連続でした。最近の運動会は、昔よりもルールや規制が多くなっています。「時代の流れに合わせて変えていくのは当然のこと」と受け止める人もいれば、「運動会らしさが損なわれている」と問題視する人もいて、大きく意見が分かれているのが現状です。

勝ち負けをつけない

手足をそろえて勇ましく入場行進、紅白2つのチームに分かれて得点を競い合う…運動会ではおなじみの光景でした。

しかし、「子どもたちが勝ち負けにこだわりすぎて、運動会を純粋に楽しめなくなる」などの懸念から、最近ではチーム分けをしなかったり、点数をつけなかったりする学校が出てきています。

同様の理由から、徒競走やリレーなどの競技で順位付けを行わない学校や、そもそもこうした競技自体をプログラムから外す学校もあるようです。

【保護者の意見は…】

(肯定派)

・足の遅い子でも劣等感を抱かずに楽しめる

・順位や総合成績ではなく、子ども一人ひとりの頑張りや成長を重視するべき

・勝ち負けがはっきりしていると、運動が苦手な子はやる気をなくしてしまう

(否定派)

・勝利を目標にすることで張り合いが生まれる

・負けた悔しさをバネに成長することもある

・足の速い子が輝けるせっかくの機会なのでなくさないでほしい

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