テレビや新聞、街中のポスターなどで見かける特殊詐欺への注意喚起。この瞬間にも、高齢者を中心に大切な財産が奪われ続けています。どんな点に気をつければいいのか、警察庁に話を聞きました。今回は、最近の特殊詐欺の主な手口をご紹介します。(構成=吉川明子 イラスト=花くまゆうさく)
【1】オレオレ詐欺
特殊詐欺のなかで、最も知られた手口です。しかしいまだに被害がなくなりません。子どもや孫を騙って電話をかけ、「お金をなくした」「事故を起こした」などのトラブルを訴えて、お金を振り込ませたり、手渡しさせたりするもの。最近では、家族以外に警察官や弁護士などを登場させ、より疑いにくいストーリーになっています。
A:こんなパターンも……
・かばんをなくした
・お金を横領した
・事故を起こした
・妊娠(怪我)をさせてしまった
B:
鉄道会社(公的機関や人)から連絡がきたことで、信用してしまう人が多い
《防衛ポイント》
●事前に家族で合言葉を決めておく
●本人や組織(名乗った会社や警察など)に自分から電話をして確認を
●「電話番号が変わった」は信用しない
●事前に家族で合言葉を決めておく
●本人や組織(名乗った会社や警察など)に自分から電話をして確認を
●「電話番号が変わった」は信用しない