常に圧力と衝撃を受け、窮屈な思いをしている足には、想像以上にダメージが蓄積しています。「まずはしっかり癒やす丁寧なケアが必要です。足裏や指先が清潔になり、正しく機能すれば、歩き方が変わり健康になるというメリットも。素足をきれいに磨いたら、ぜひ大胆なペディキュアにも挑戦して」と山本浩未さん。見せたくなる素足の準備を始めましょう(撮影=目黒智子(人物) モデル=中谷いづみ スタイリング=日置 彩 文・構成=片岡えり)
爪を美しく彩る
窮屈な靴の中で圧迫される爪は、大きなダメージを受けています。まずは正しい爪の整え方をマスターし、健康な状態にリセットしてからペディキュアで鮮やかに彩り、見せたくなる夏の足元を演出
爪を整える
切り方を間違えて長年深爪を続けていると、巻爪などのトラブルも。「爪には足指の先端の骨を支える役割もあると言われます。負担をかけず見た目も美しい適切なケアを覚えましょう」
ポイント① 爪は四角くカット
爪の左右が肉部分に食い込む、痛い巻爪。その原因の一つが深爪。特に巻爪になりやすい親指は角を残し、四角をイメージしてカットして
ポイント② 全体のバランスを見る
爪の長さを整える時は、1本ではなく5本の指の長さを見ながらバランスを調整。短い指は長め、長い指は短めに整えると美しい
ポイント③ 不要な甘皮を処理
爪と皮膚の境目にある甘皮は、放置すると爪の上を覆うように伸びるため、専用ツールで除去を。特に、小指は甘皮処理で爪がくっきりする
色を塗る
サンダルから覗く夏の素足には、ペディキュアでおしゃれを。「ネイルカラーは、メイクでありファッションの延長でもあり、自分の気持ちを上げてくれるものです。手よりもずっと塗りやすいので着替えるように色を楽しんで」
ポイント① ペディキュアを直接のせない
ネイルカラーをのせる前に、ベースコートで爪表面を保護しながらなめらかに整える。カラーの仕上げにトップコートを重ねると持ちがアップ
ポイント② 親指は外側から
ボトルの口で筆をしごいたら親指から塗る。反対の手で爪の両サイドを広げ、左右の外側を塗ってから中央へ移動。表面が乾いたら二度塗り
ポイント③ ほかの指は中央から
同じく、ボトルの口で筆をしごいてから、爪の中央の根元に筆を広げて置き先端まで塗る。その後、外側を同様に塗り、乾いたら二度塗りを
巻き爪用直線刃ツメキリ ¥750/貝印
巻爪の原因である左右の角の切りすぎや、深爪を防ぐよう設計された直線刃。理想的なスクエアカットに仕上がる。一度使うと癖になるシャープな切れ味。
(左)KOBAKO ネイルファイル(ショート) ¥1,600/貝印
(右)KOBAKO キューティクルプッシャーL ¥2,000/貝印
(右)KOBAKO キューティクルプッシャーL ¥2,000/貝印
左/足用に設計されたファイル。爪の長さと形を整える。右/甘皮や不要な角質を押し上げて爪の輪郭をくっきり。
フットエステ トゥセパレーター(ハード)¥350/シャンティ
一日中靴の中で縮こまった指の間をぐいっと開いてストレッチできる。毎日使えば外反母趾を防ぐための習慣に。ペディキュアを塗るときにも便利。
メディア ミニネイル トップ&ベースコート ¥350(ファミリーマートにて取り扱い中)/カネボウ化粧品
爪を保護するベースと、仕上がりを持続させるトップコートが1本に。お手頃価格なので入門編におすすめ。