“見る”という機能面だけでなく、魅力的に見せるためのメガネの選び方をプロフェッショナル・長江康幸さんに聞きました(撮影=天日恵美子(人物)、ヘアメイク=山本浩未、スタイリング=岩崎聡美、文・構成=片岡えり、モデル=アニー)

Q1. メガネ選びのポイントが知りたい


洋服にサイズがあるように、メガネにも顔に合ったサイズがあります。メガネのサイズは横幅と縦幅が重要。横幅は頬骨など一番広い幅に合わせ、縦幅は眉からあごの先までの長さの3分の1以下にするとバランスがよく見えます。その基本を押さえたうえで、なりたい印象やファッションの好みに合わせてフレームを選ぶと失敗が少ないはず。

 

顔をリフトアップして見せたい
Moi je モアジェ(メガネの田中)¥29,000
フレームが上昇ラインを描くフォックス型や目尻にアクセントがあるデザインは、視線が目尻に自然と向かい、適度なリフトアップ効果を演出できます
面長顔をカバーしたい
Moi je モアジェ(メガネの田中)¥29,000
縦幅が多少ゆったりしたフルフレームタイプがおすすめ。目の下にラインをもってくることで、縦幅が短く分断され、面長の補整効果が生まれます
丸顔をスッキリ見せたい
Moi je モアジェ(メガネの田中)¥29,000
スクエア型などの直線ラインがあるタイプを選ぶと、シャープな印象になります。また、フレームの上部分が一直線になっているブロウバータイプも面長に見せる効果が
グレイヘアになじむのは
melt メルト(メガネの田中)¥23,000
フレームの色が濃いとメガネだけが浮いて見えるため、クリア色のフレームカラーがおすすめです。金属など異素材のブリッジも上質なアクセントに

 

Q2. 古臭く見えない デザインのポイントは?


スクエアやボストン、縁なしなど定番の形を除き、メガネのトレンドは3〜4年でじわじわ変わります。最近は「きれいめ」のデザインが主流。小社では、さまざまなデザインのものを使用できるよう、月額2100円で3年間3本まで自由にメガネを替えることができる、定額制サービス「NINAL」を展開しています。ほかのメーカーでもさまざまなサービスがありますので、メガネ店へ実際に足を選び、視力検査を受けながら相談してみましょう。 

 

個性が光るデザインも楽しい

「大胆なデザインも、つけてみると意外に似合うという発見があります。個性的なメガネで自分らしさをアピールするのも大人の楽しみ。横顔の美しいメガネは和装にも似合います」(山本さん) 

メガネ/山本さん私物 ワンピース ¥22,000/ロペ ラリーニュ(ロペ ラリーニュ 東急プラザ渋谷店)
メガネ ¥56,000/ラインアート シャルマン(シャルマン)トップス¥18,000/ロペ ラリーニュ(ロペ ラリーニュ 東急プラザ渋谷店)