You have a great figure! I’m so jealous.
あなた、スタイルいいわね! あこがれちゃう。
figure=体形、スタイル
style=(服、髪などの)型
服がオシャレなのか、体形がいいのか?
ちょっぴり変な、日本人の「スタイル」
先日、僕の知人の日本人女性が、雑誌の表紙に載っていた白いワンピース姿のモデルを指して、「この人、スタイルいいね」と言いました。そこで僕が、「じゃあこのワンピースを買ったら?」と返すと、「え? 何それ。外国人特有の皮肉?」と言われてしまったのです。
実は、英語のstyle と日本語のスタイルは使い方が違います。ですから、こんなふうに会話がかみ合わないことがあるのです。日本では体形を指して、「スタイルがいい」などと言いますが、英語のstyle は服装や髪形について使います。“You have a nice style.”と言ったら、「服のセンスがいいね」「オシャレだね」という意味になる。だから僕はてっきり、先ほどの日本人女性が、モデルの服のセンスを褒めたのだと勘違いしてしまったのです。
体形について英語で言う場合は、figure(フィギュア)を使います。例えば、「あなた、スタイルいいわね! あこがれちゃう」は、“You have agreat figure! I’m so jealous.”。また、have a + bodyというパターンもよく使用されます。例えば、“You have a great body.”は「スタイルバツグンだね」という意味ですね。
それにしても、日本の女性は体形を気にしすぎのように感じます。メリハリのある体形の人がいたり、ぽっちゃりしている人がいたり。それぞれに個性があっていいのではないでしょうか。