「長女が食事をするのをいやがっただけで、「何しよんねッ!」と母が激怒。娘の姿に子ども時代の自分が重なって、胸が苦しくなりました。「お願いだから帰ってください」と土下座して、実質追い出したんです」(植本さん)
カウンセラーの信田さよ子さん(左)と写真家の植本一子さん(右)
「《書く》ことで、自分の状況を言葉にして外に出すことができますね。母への思いを対象化することは、カウンセリングと同じ意味を持ちますから。」(信田さん)
「母娘問題ならではの難しさですね。よっぽど意識して離れないと、ふとしたことでまた近づいてしまう。」(信田さん)/「それを自覚してからは、私にとって負担にならない距離感を探る方法を考えるようになりました。」