沈没家族が集まったある日の保育会議。左側手前が土さんと穂子さん〈(c)おじゃりやれフィルム〉
二十数年前暮らしていた中央線沿線の街で、神田川を背にして。撮影は土さんの父である山くん〈(c)おじゃりやれフィルム〉
「沈没家族」で育った加納土(つち)さん(右)と母の加納穂子(ほこ)さん(左) 撮影:Jun Wajda
「なんか遠心力でふっ飛んだみたいに、そうだ、八丈に行こう、と。(笑)」(穂子さん)
「沈没家族は、穂子さんにとってはどんな時間だったのかな。」(土さん)/「振り返って改めて感じるのは、あの場所には大きな可能性があったということ。」(穂子さん)
「穂子さんが閉じられた関係から飛び出して子育てをしてくれたおかげで、今の僕があるんだと思うよ。」(土さん)