出火原因になりやすい物は?
住宅火災の発火源別死者数を見ると、「たばこ」「ストーブ」「コード・テーブルタップ」「こんろ」が主な原因となっています。
(たばこ)
2021年には、たばこを出火原因とする住宅火災で131人が亡くなっています。対策として、寝たばこは絶対にしないようにし、吸い殻は水を使って確実に消しましょう。
また、飲酒したあとに喫煙し、そのままうたた寝してしまうことで火災につながることもあります。これからの季節、こたつで温まりながらお酒やたばこを楽しむ人も多くなると思われますが、火のついたたばこを手にしたままうっかり寝てしまわないよう気をつけてください。
(ストーブ)
特に石油ストーブと電気ストーブによる火災が多く発生しています。周囲に燃えやすいものを置かないようにし、外出時や就寝時は必ず消すようにしましょう。
(コード・テーブルタップ)
ほこりがたまったコンセントやタコ足配線、コードの上に家具などが置かれたことによる損傷が原因で出火する事例が多く報告されています。コンセントのほこりはまめに掃除し、使わないプラグは抜いておくようにしましょう。
(こんろ)
調理中にその場を離れてしまったり、周囲の物に着火したりすることで火災につながります。こんろの周囲は常に整理整頓し、調理中は離れないようにしましょう。