なぜ大ヒットしているのか?

・観なさそうなヒトに観てもらうための方法

「情報発信しない技法」がなぜ大ヒットしているのか?解説しましょう。

大ヒットの技法1:情報大爆発時代には、情報は絞ったほうがいい

ネットやスマートホンなどの普及で、SNSなどで誰もが情報を発信できるようになりました。結果、情報が加速度的に増加する傾向にあり「情報化社会」から「情報過剰社会」に突入していて、既に情報は人間が消費できる量を超えています。

検索すれば何かしら答えが出ていて、情報は飽和状態にあることを前提にしなければなりません。あふれた情報の中から信頼できる情報にたどり着くためには、機械的な検索だけではどうしても限界があります。そこで、情報についてよく知っている「人」を頼って必要な情報を手に入れるようになります。何が自分にとって役に立つ情報で、何が「ゴミ」なのか?この映画を観たほうがいいのか?観ないほうがお得なのか?自分の頭で考える前に、誰かの意見を参考にしたくなる。そのためには情報は絞って「喉が乾いた状態」を起こす必要がありました。

データ流通量の爆発的拡大

写真を拡大インターネット内の情報流通量の推移(総務省 情報通信白書 令和2年 データ流通量の爆発的拡大より)

 

大ヒットの技法2:バンドワゴン効果を狙っている

「バンドワゴン効果」とは、良いとか悪いとか関係なく、多くの人が支持するとよりいっそう支持が高くなる現象のこと。 アメリカの経済学者・ハーヴェイ・ライベンシュタインの提唱による。 時流に乗る、勝ち馬に乗る、多数を支持するという意味。 「バンドワゴン」とは、パレードの先頭を行く楽隊車のこと。過去の宮崎アニメの作品の人気はブランド化しているので、新作について情報がなくても「謎の」人気が人気を呼び大勢の支持を得ることができます。人気の羽根車をつくる方式です。過去の例では、デビュー時の宇多田ヒカルのキャンペーンがそうです。顔出し無し、美声の歌姫。ほか一切の情報は無し。美声と圧倒的な歌唱力という一点突破の情報統制で売れたパターンと一緒です。やがて年齢や藤圭子の娘だということがわかり、更に弾みがつきました。