イラスト：柿崎こうこ
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今年もあとわずか。大掃除のシーズンがやってきました。そこで過去に配信した「片づけ」をテーマとした記事から、あらためて読み直したい編集部が選んだベスト記事を紹介します。

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不要なものがあふれ、汚れが溜まっている家は、気の流れが悪く、運気が停滞しています。そう語るのは、長年風水を研究している林秀靜さん。片づけと掃除で人生を好転させるための方法を聞きました（構成＝内山靖子　イラスト＝柿崎こうこ）

家の中に不要なものがあると凶に通じる

お金がちっとも貯まらない。夫婦仲が険悪で、近所づきあいもトラブル続き──。近頃、どうもうまくいかないと悩んでいるあなた、もしかしたら家の中が散らかって、汚れていませんか？

「家の中が片づいていないのと、不運が続くのと何の関係があるの？」と不思議に思う方もいるでしょう。でも、実は大アリなのです。これまで私が鑑定で訪れたお金持ちの家はどこもみなスッキリと片づいて、ゴミひとつ落ちておらずピカピカでした。

風水では、「ツイていない」と感じるさまざまな悩みは、住まいの乱れに原因があると考えます。なぜかと言えば、運気は常に新陳代謝しているものだから。人間の体が毎日、不要なものを排泄し、新たなエネルギー源を取り込むことで健康的に生きていけるように、家も古いもの、要らないもの、嫌なものを外に排出することで、フレッシュなよい運気が入ってくるのです。

つまり、不要なものがあふれ、汚れやホコリが溜まっている家は、気の流れが悪く運気が停滞している状態ということ。たとえて言えば、きれいな水が流れている川ではなく、腐った水がよどんでいる沼のイメージです。そんな悪い気が充満している家で暮らしていれば、不運なことが起こるのも当然のこと。下のチェックリストで確認してみましょう。

運気の停滞を解消し、新たな幸運を呼び込むためには整理整頓して家の中を片づけることです。風水発祥の地である中国では、古くから「趨吉避凶」という考え方があり、凶（悪いもの）は徹底して遠ざけて、できるだけ吉を取り入れていくという生き方を重んじています。

家の中に不要なものがあるということは、すなわち凶に通じる。年末の大掃除も近い時期なので、「今年溜め込んだ凶はすべて家の外に出す！」というつもりで、家の中を整理整頓してみましょう。ゴミ、ホコリ、カビなども凶ですから、お掃除を忘れずに。

 

運気低迷チェックリスト

1つでも当てはまったら、その場所が運気を下げてしまっている可能性があります

 □ 靴箱に隙間なく靴が入っている
 □ クローゼットに新しいものを入れる余地がない
 □ 冷蔵庫に賞味期限切れのものが入っている
 □ ベッドの下のスペースも収納に利用している
 □ 床に雑誌や本を置いている
 □ お風呂場に使っていないシャンプーや、使わないかみそりなどがある