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2025年卒の学生による就職活動が本格化しています。就活を巡っては、最近「オヤカク」や「オワハラ」といった言葉がたびたびメディアで取り上げられて話題になっています。このような就活にまつわる用語には、就活生以外の人からすると意味がよくわからないものも多いようです。今回は就活生がよく使っている「就活用語」をいくつかご紹介します。
この記事の目次
ガクチカ
オヤカク
オワハラ お祈りメール 終活

ガクチカ

「学生時代に力を入れたこと」の略です。エントリーシートや面接で非常によく聞かれることから、「ガクチカ」という用語として定着しています。

ガクチカの例としては「ゼミ」「サークル」「バイト」「ボランティア」「留学」などが挙げられます。ただし、2020年以降はコロナ禍により学生生活が大きく制限されたことで、ガクチカとして語れるような経験を十分に積めていないという学生も多いようです。

 

オヤカク

学生に内定を出す前に、企業が保護者に確認を取ることを指します。他にも、保護者向けの入社説明会を実施したり、内定式や入社式に保護者を招待したりする企業もあります。

オヤカクが話題になり始めたのはかなり最近になってからのことです。そのため、「なぜ企業が積極的に親を関与させようとしてくるの?」と疑問に思う人も多いことでしょう。

オヤカクが盛んに行われるようになった背景には、昔よりも親が子どもの就活相談に積極的に乗るようになったことや、少子化により人材確保が難しくなったことなどが関係しています。

オヤカクを行うことで、企業と学生・保護者との間で認識のズレが生じないようにし、内定辞退や入社後すぐに退職してしまうことを防ぐ狙いがあるようです。

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