好条件すぎる物件はおとり物件の可能性が
ただし、おとり物件だったかどうかを断定するのは難しいのが実情です。人気の物件だと本当に直近で契約申込が入ってるパターンもあります。
ですので、周辺よりやたら安い物件はおとり物件の可能性があるので、内見時間を何回も取れない方は、なるべくそのようないかにも怪しい物件には問い合わせないようにしましょう。
なお、住宅情報サイトを運営している会社もそういった悪徳業者を排除するために、おとり物件を掲載していることが判明次第、掲載停止・利用不可というペナルティ制度を設けているので、怪しい物件情報はだいぶ減っています。
結論:おとり物件を使う不動産業者に注意しよう。
要点(1)
周辺相場よりやたら安い物件はおとり物件の可能性あり。
要点(2)
ただし、おとり物件だったかどうかを見極めるのは困難。
要点(3)
おとり物件は減っているが未だにある。
※本稿は、『悪魔の不動産鑑定』(クロスメディア・パブリッシング)の一部を再編集したものです。
※今回のYouTubeページはこちら→「おとり物件がウザすぎる!」
『悪魔の不動産鑑定』(著:中瀬桃太郎、泰道征憲/クロスメディア・パブリッシング)
本書は主に100万回視聴以上のものを中心にまとめ、私たちにとって身近な不動産問題がいかに「怪しく」、一方でいかに「魅力的」かを伝えていく構成だ。巷にあふれる不動産情報はいいかげんなものが多い。プロと一般人ではもっている情報量、アクセスできる情報源がまったく違うので、ほとんどの人々は不動産問題については、プロの言いなりになるしかない。そこで「悪魔の不動産鑑定」という眼をもって、真贋を見極めるべし、なのだ。