フィットネスクラブに多いトラブルは?
フィットネスクラブでは、トレーニングマシンやレッスン場所の確保などをめぐり、時に会員同士のトラブルが発生してしまうことがあります。
なかには相手に一方的な過失があり、予測も回避もしようがない「もらい事故」もありますが、日頃の振る舞いについては、気をつけるに越したことはありません。
・トレーニングマシンを独占
トレーニングマシンを長時間独占している人と、譲ってほしい人との間でいざこざが起きてしまうことがあります。初心者がトレーニングに集中しすぎて悪気なく独占してしまっているケースもあれば、常連客が強気に独占しているケースもあるようです。
一人あたりの使用時間が明確に定められている施設もありますが、そうでない場合は注意が必要です。「どのぐらいの時間使用すると迷惑になるか」の基準は人によって異なるため、「長時間使っているつもりはないのに注意されてしまった……」ということも起こり得ます。
・場所の取り合い
スタジオレッスンで多いトラブルです。お気に入りの場所でレッスンを受けたい人が、他の人に先に場所取りされてしまうことで喧嘩になります。
常連客同士で場所取り合戦になるケースや、何も知らない初心者が常連客お気に入りの場所を確保してしまい、絡まれてしまうケースがあります。
・求めていないのにアドバイス
初対面や馴染みの薄い相手にいきなり話しかけ、トレーニングなどのアドバイスをするというもの。主に常連客が初心者に対して行います。
悪気なく親切心からアドバイスしてくれている場合もありますが、マウント目的や下心から声をかけている場合もあり、「教えたがり」や「教え魔」と呼ばれ敬遠されがちです。
・騒音
スポーツ器具を大きな音を立てて乱暴に扱う人や、トレーニング中に大声を出す人、おしゃべりをする人などが問題視されます。
施設によってはロッカールームやプールなどでの私語を禁止している場合もありますが、それでもついつい会話に花を咲かせてしまう……という人は少なくないようです。
・つきまといやストーカー行為
フィットネスクラブで発生するトラブルの中でも特に深刻なもので、年齢・性別問わず被害に遭う恐れがあります。
例えば、「トレーニング中にずっと見つめてくる」「連絡先を聞いてくる」「家の近くまでストーカーされる」などです。こうした行為がエスカレートし、身の危険を感じて退会せざるを得なくなったという事例も報告されています。