年金額が増えることもある

2022年の国民年金の満額は、年額77万7792円(月額6万4816円)

2023年の国民年金の満額は、年額79万5000円(月額6万6250円)

2024年の国民年金の満額は、年額81万6000円(月額6万8000円)

このように年金が増えたのは、物価も賃金も上昇したからです。

電気にガス、ガソリン、それから食品、飲食費……、あらゆるものの値段が上がって、「またか」と何度もため息をつくことがありませんでしたか。また、大手企業を中心に賃上げのニュースを耳にしたことがあると思います。

このように、物価や賃金に合わせて年金額が増えることもあるのです。

2024年の年金額は、マクロ経済スライドの調整で、通常なら3.1%アップのところが、0.4%抑えられ、2.7%アップでした。

財政状況を踏まえ、社会情勢(現役人口の減少や平均余命の伸び)に合わせて、年金の給付が引き下げられているという状況です。0.4%減ったという見方もできますが、0.4%程度の小さい下げ幅に抑えられているということも言えます。

長期的には年金は減っていくとはいえ、少しずつです。過度な心配や焦りはいりません。

※本稿は、『もらう×増やす×出費を減らす 年金最大化生活』(アスコム)の一部を再編集したものです。


もらう×増やす×出費を減らす 年金最大化生活』(著:社労士みなみ/アスコム)

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