「はて?」

この間、「私は今でもご婦人が法律を学ぶことも、職にすることも、反対だ。何か動いたとしても、社会は動かないし、変わらん」と老いた桂場の声が背景に流れる。

桂場の声が途切れたところで「いっけぇー!やまだぁー!」との轟の檄が飛ぶ。

声を背景に、法廷に立つよね。

よねは鋭い眼光で「はて?」とつぶやく。