避難所までやってきた永吉

過労で倒れた結の前で、その胸の内を吐露し始めた歩。

神戸に戻りたいと言ったのは、阪神・淡路大震災で亡くなった親友・渡辺真紀の墓参りに行きたくとも、一人で行く勇気がなかったから、そして家族と一緒なら向き合えると考えたからだと打ち明けます。

すると場面は震災後、糸島に移ってきたころの回想シーンへ。

震災後は高校入学直前の中学校3年生だった歩。制服もない状態で、歩曰く「がんばって」中学校へ通学します。

同級生から「米田さん、神戸から来たんだよね。地震大変やった?」と話しかけられた歩は「うん」とうなずきます。

しかしその次の瞬間、「ねえねえ、それよりさ、バスケに興味ない?」と別の同級生からたずねられた歩。

意外な問いかけに、歩は「え?」と聞き返します。