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Listening to radio gymnastics makes me feel nostalgic.
(ラジオ体操を聞くと、懐かしくなる。)
【キーワード】
nostalgic=追憶の、郷愁の
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「懐かしい」と感じるのは日本人だけ?
先日、病院の待合室のテレビでラジオ体操をしている番組を観て、僕は懐かしくなりました。以前、新潟県の教育委員会で働いていたのですが、そこでは毎日午後3時になると、ラジオ体操の音楽をかけていたのです。その頃のことを、久しぶりに思い出しました。
このような感情は、どの国の人も抱くことがあると思います。しかし、日本語の「懐かしい」のように、一言で表現することは、なかなかできません。英語では、nostalgia(ノスタルジア。追憶、郷愁)が、この意味に近い単語で、nostalgic(ノスタルジック)という形容詞で使われることが多い。たとえば、“Listening to radio gymnastics makes me feel nostalgic.”(ラジオ体操を聞くと、懐かしくなる)というふうに。しかし、英語では “Nostalgic!” と形容詞一語だけで表現することはできないのです。
英語のネイティブは、nostalgia より平易な単語を使って、brings back memories(ブリングズ・バック・メモリーズ)という言い回しをすることが多い。「思い出が蘇る」といった意味です。また、「あの頃は良かったな」は、“Those were good times.” や “Those were the good old days.” という言い方になるのです。
「懐かしい」には、その当時の思い出とともに湧き起こる切なさや嬉しさ、安心感など、さまざまな感情が入り交じっていますね。その繊細な感じを、的確に言い表してくれる英単語はありません。英語のネイティブである僕にとって、「懐かしい」というのは、とても不思議な感情です。