「これで終わりでございます」

「形見みたいに言わないで」と涙ぐんで話すまひろの娘・賢子。

何かを決意した表情で「これで終わりでございます」と告げるまひろ。

倫子が抱いた子猫が鳴く。

「私に書けと…」と複雑な表情をした赤染衛門がこたえる。

「もう会えぬのか?」と道長の声を背景に、歳を重ねた宋の医師・周明の姿が映る。