世間から「大丈夫?」と思われがちな生涯独身、フリーランス、40代の小林久乃さんが綴る“雑”で“脱力”系のゆるーいエッセイ。「人生、少しでもサボりたい」と常々考える小林さんの体験談の数々は、読んでいるうちに心も気持ちも軽くなるかもしれません。第40回は「クリスマスの東京ディズニーシー:夢の国で目をハートにする!3」です。
水上でサンタクロースに会う
東京ディズニーランドから続く、クリスマスイベントで大はしゃぎの私こと小林久乃と『婦人公論.jp』編集長のオバ旅。午後は場所を東京ディズニーシーへ移動です。
「うわ〜、吊り革もミッキーマウスなんだね」
移動のディズニーリゾートラインも初めての編集長。東京ディズニーシーも「前に来た記憶がない」ほど久々のようで、今日がパークデビューみたいなものです。相変わらず撮影の手が止まりません。
そんな私たちがまず向かったのはミッキーの元……ではなく、『ドックサイドステージ』前の『ポップコーンワゴン』。さっき食べたばかりですが、おばさんの胃は燃費が良いのです。購入したのはガーリックシュリンプ味で、400円。これがいい塩味の塩梅と、ニンニクの香りがマッチして、手が止まらなくなりました。この味、コンビニで売ってくれないだろうか。
小腹を満たした後は、やはり永遠のエンターテイナーに挨拶をせねばと『メディテレーニアンハーバー』の『ディズニー・クリスマス・グリーティング』。ミッキー&ミニー、ドナルド&デイジー、ダッフィー&シェリーメイの6人に加えて、サンタクロースが船に乗って登場! サンタの姿を見ると、クリスマス感が一気に加速するのは私だけでしょうか。欲しいものをお願いしないと……。